目次
過去のO-157食中毒事故を思い出し予防対策しましょう!
O-157を過度に恐れる事はありませんが
予防できない事があります。
それは外食で出された料理や
スーパーなどで出来上がったものを購入した時には
防ぎようがありません。
強いて言うならば
店の様子を見て衛生的かどうかを自分の目で判断する事ですね。
従業員の服装で合ったり、髪型、店の清潔感
などなど・・
これも自分を守るため、家族を守るために
とても重要な事です。
それでは過去の0-157食中毒事故を見ていきましょう!
2002年 栃木県宇都宮市内の高齢者施設で
2011年 「焼肉酒家えびす」のユッケで
2012年 白菜の浅漬けの製造過程で
2017年 スーパー『でりしゃす』の総菜で
2000年に入ってもこれだけのO-157食中毒事故が起こっています。
どちらも消費者は避けられない事故ですね。
ただ、これらは食事を提供するプロの衛生上のミスで
しっかり衛生環境を整えていれば避ける事が出来たものです。
皆さんに出来る事と言えば、先ほど書いた
食事をする店を選択する際、衛生環境を見る。
これに限りますね。
ただ白菜の漬物に関しては・・・・
正直避けようがないです。
これに関しては詳しく説明します。
浅漬製造【北海道】からO-157
どんな会社
創業50年を超える老舗業者で浅漬けを主体に
漬物製品を製造しスーパー・ホテル・飲食店・高齢者施設
などで販売。
なぜ起こった?【原因】
当時同社はスーパーからの特売に追われていており
通常の2倍の量の野菜の漬け込み作業をおこなっていた。
塩素濃度の確認も不十分であったため消毒不足が汚染を招いたとされる。
また従業員は消毒液を目分量で投入しており、塩素濃度が落ちても
追加せずに消毒を繰り返していた。
被害
169名が発症し 8名がお亡くなりになる。
この事件後、各食品を扱う業者の衛生状況は改善されつつありますが
今回のスーパー『でりしゃす』の食中毒事故もありますから
やはりまだ、安心する事は出来ません。
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O-157の2次感染とは?
次はO-157の感染についてです。
①通常O-157が付着している食材【肉・野菜】などを食べる。
②O-157に感染している人からの排泄物が食材・モノを介して
口に入り感染する。
③肉・野菜などを使用して調理用具などを使いまわしによる感染。
感染者から2次感染
②・③になりますね。
その中でも②のO-157感染者からの感染ですが
感染者が排泄後に手をしっかり洗わなかったために
起こってしまう感染です。
それは、食材・料理・トング・ドアノブ・壁・イス・テーブル・・・など介して起こる感染。
これが食材や料理の場合だと
食中毒という事になります。
これだと肉や野菜以外の物でも感染してしまいます。
【例】ケーキをO-157が付いた手で触った場合、
それがケーキに移り増殖しそれを食べた人が感染してしまう。
これも食中毒と言います。
食材を介したものは全て食中毒。
それ以外の物を介した場合は感染症と言います。
調理器具・調理人からの2次感染
O-157が付着した肉や野菜を調理した包丁・まな板・手
などをしっかり洗浄しないまま調理した事による感染。
また肉は肉の調理器具
野菜は野菜の調理器具
魚は魚の調理器具
としっかり分け、調理ごとに洗浄・除菌をする。
これは必須です!
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O-157の感染者からの2次感染の予防は!
感染者、非感染者が共に手洗いをしっかりすれば防げます。
しっかり洗浄・除菌すれば防げることです。
いつ手を洗う?
これをしっかり皆さんが意識していれば
2次感染は防げます。
ではいつ手洗いするのでしょう!
- トイレに入った後
- 食事をする前
- 外から帰ってきた時
- 料理を作る前
- 違う食材を触る時(例 肉⇒魚 魚⇒野菜など)
- お金を触った時
- ゴミを触った時 (ゴミを出す時)
- その他 (手が汚れた時・やくしゃみ・鼻をかんだ時など)
上記い以外でも手を洗う習慣を付けましょう!
あまり潔癖になっても仕方ないですが
自分の身は自分で守る為に手を洗う!
常にその考えを頭に入れておきましょう!
O-157を消毒【除菌】するには?アルコール・加熱?
除菌や加熱をすれば全て大丈夫ではない!
O-157を消毒【除菌】するのにアルコール・次亜塩素・加熱で
必要ですがそれだけでは駄目です。
基本は洗剤で洗浄する事が大事です。
アルコール・次亜塩素酸での除菌?
生肉を扱ったまな板にそのまま野菜を切ったら
どうなります?
当然、肉についていた細菌は野菜に付着します。
勿論、まな板が食材ごとにあればいいのですが
無い場合は?
水でちょろちょろと流して
アルコールをかければ大丈夫と
思われている方がいらっしゃいますが
水に濡れているまな板にアルコールをかけても
濃度が薄まり効果が出ません。
次亜塩素酸は料理中だと使いづらいですね。
濃度調整など、手間もかかります。
料理後の漂白などでは使いますが
料理中の除菌には向かないですね。
やはりしっかり洗剤で洗浄し乾かした後、アルコールを吹きかける!
これがベストですね。
加熱での除菌は?
加熱での除菌は現実的ではないですね。
75℃で1分間
食材を焼いたり、炒めたりする時は可能ですが
まな板や調理器具などに加熱除菌は難しいですね。
やはり洗浄が一番大事です。
洗剤を付け洗浄で物理的に細菌を流し落としましょう!
その後、乾かしてアルコール!
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O-157・まとめ
今回は、O-157の予防について書いて参りました。
予防出来る場合と出来ない場合がありましたが
私たちに出来る所はしっかり対応し
自分の身は自分自身で守りましょう
食中毒や感染症は免疫の衰えている方や
幼い子が犠牲になります。
もしご家族にそういった方がいらっしゃえば
その方々の身もあなたが守ってさしあげましょう!
あなたとあなたの大切な人のために!
それでは最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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